JFrog、IoT向けDevSecOpsツールを発表 – 信頼できるソフトウェアのみをエッジに届ける
JFrog Japan プレスリリース, 2022年 6月 2日
JFrog Connectにより、IoTやLinuxエッジデバイスの脆弱性とコンプライアンス解析を開発からデバイスまでのセキュアなワークフローを提供
東京発(2022年6月2日)― 水が流れるようにソフトウェアを継続的にアップデートするLiquid Software(リキッド・ソフトウェア)というビジョンを掲げ、それに基づくJFrog DevOps Platformを提供するJFrog Japan株式会社(本社:東京都港区)の親会社である、JFrog Ltd.(以下JFrog)(NASDAQ:FROG)は、本日、開発者がリモートでLinuxとIoTデバイスを大規模にアップデート、管理、監視、保護ができるようにデザインされた新しいソリューション、JFrog Connectを発表しました。JFrog Connectは最新のDevOpsプラットフォームを通じて、ソフトウェアの自動化、トレーサビリティ、セキュリティをコネクテッドデバイスの世界にもたらします。JFrog Platformに統合されたソリューションの一つであるJFrog Connectはクラウド、オンプレミス、マルチクラウド導入のいずれにおいても、一貫した運用モデルと直感的なユーザーインターフェイスを通じて、一台から数十万台単位のデバイス管理を実現にします。
JFrog共同設立者兼CTOのYoav Landman(ヨーブ・ランドマン)は次のように述べています。「エッジ/IoTの大規模に分散される性質は企業の攻撃対象領域を拡大し、運用や部門横断的なソフトウェア更新におけるワークフローの課題を悪化させます。その主な理由の1つは、エッジデバイスのアップデートが最新のソフトウェアサプライチェーンからサイロ化されていることが多いからです。JFrog ConnectはJFrog Platformと統合されており、開発者の操作によって分散されたエッジや接続されたデバイスフリート(Device Fleet – デバイス群)まで、安全なソフトウェア更新の自動的かつ継続的な配信を効果的に支援し、新たな攻撃経路からソフトウェアサプライチェーンの強化を可能にします」
多くの企業がIoTベースのソリューションを導入する今、IoTデバイスは信頼性の低い脆弱なネットワークで動作することが多いため、その導入は悪意のあるパッケージやサイバーセキュリティ攻撃の新たな侵入口となりえる、ということを理解することが重要だと考えています。最近のアナリスト調査によると開発者の懸念事項として、セキュリティ46%(2020年には39%)、デプロイメント31%(2020年には23%)、そして補完的な技術やシステムとの統合の必要性が上位3つに挙げられています。1 さらに、信頼性が高く安全なIoT管理ソリューションがない場合、結果として製品リコール、サービスの停止、不要な現場訪問などが発生する可能性があります。
JFrog Platformと完全に統合されたJFrog Connectはクラウド、オンプレミス、ハイブリッドインスタンスにまたがる統一ソリューションとして、ソフトウェア開発のライフサイクル全体にわたり、統合されたベストプラクティスと継続的なガバナンスにより開発者がDevSecOps活動の自動化を可能にし、導入時間と運用負荷を軽減させます。
JFrog Connect主な機能:
- セキュアなOTA(無線)アップデートを数秒で実施:アーティファクト、コンテナ、実行スクリプト、コマンド、リリースバンドル、Gitリポジトリからのプルなど、独自のアップデートフローのロジックを構築できるローコード、ドラッグ・アンド・ドロップ形式のインターフェイスを提供します。
- 自動ロールバック:アップデートプロセスが失敗した場合、JFrog Connectは即座にロールバックを開始します。デバイスが以前のソフトウェア状態に戻ることを保証します。
- 堅牢なコンテナサポート:エッジデバイスやIoTデバイスの複雑なアプリケーションを操作するために、単一DockerコンテナまたはDocker Composeマイクロサービスを安全に更新および管理します。
- アーティファクトのセキュリティと配布:JFrog Artifactoryから継続的で安全なソフトウェアアップデートを配布し、署名付きでリリースします。
- リアルタイム・モニタリング:IoTデバイスの現在の状態、リソース、データ、アプリケーションを完全に可視化することで、デバイスの安全性と安定性を担保します。
- エッジデバイスのシームレスな統合と卓越した制御:一連のアクセス・ツールにより世界中のどこからでもLinuxベースのさまざまなIoTデバイスに接続、瞬時に把握して管理します。
- 包括的な管理:コネクテッドデバイスを名前、説明、タグでグループ化が可能で、複雑なデプロイメントを管理するための完全なエンドツーエンドの管理機能を提供します。
JFrog Connectは業界を問わず、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にわたり統合されたベストプラクティスと継続的なガバナンスで、開発者がDevSecOpsの自動化を可能にします。
JFrog Connectを活用するお客様のユースケース:
- 流通&ホスピタリティ:JFrog Connectは地方のお客様へ商品を届ける、物流の区間における配送サービスのためのドローンやロボット、また、レストランやホテルにおける料理の注文やゲストサービスのためのデバイス、セルフサービスキオスク、セルフチェックアウトシステムなどの安全な利用を可能にします。これらのコネクテッドデバイスはすべて効果的な運用、適切な利用、セキュリティ、コンプライアンスを確保するために、常に監視と更新を行う必要があります。
- エネルギー&ユーティリティ:JFrog Connectは石油・ガス会社の従事者が遠隔地にある油田全体の坑口を一元的に監視し、より良いフィールドコミュニケーションを可能にし、メンテナンスコストと電力消費の削減を実現します。
- 製造業:現代の製造現場には人間だけでなく、産業用ロボット、品質装置、試験・データ収集ツール、安全装置、モニタリングなど、何千何万ものデバイスが存在します。すべての機器はリスクの高い環境で安全かつ予測可能な運用を行うために常にセキュリティの監視、トラブルシューティング、アップデートを行う必要があります。
コネクテッドデバイス向けのJFrog Connect DevSecOpsソリューションの詳細はこちらをご覧ください:
https://jfrog.com/ja/connect-overview/
1参考文献: IoT & Edge Developer Survey Report, December 2021, Eclipse Foundation
6/17(金)開催のDevOps Kaigi 2022 https://devopskaigi.jfrog.com/
JFrog Japan主催の「DevOps Kaigi」はさまざまな業界や企業においてDevOpsを推進するビジネスリーダー、開発者、運用担当者、セキュリティ担当者のためのJFrogユーザーカンファレンスです。ConnectについてもJFrog最新情報のセッションにてご紹介します。
JFrog Japan株式会社について
JFrog Japan株式会社はJFrog Ltd.(JFrog)の日本法人として2018年に設立。JFrogは、開発者のキーストロークから製品まで、ソフトウェアの流れをシームレスかつ安全に実現する「Liquid Software」というビジョンを掲げ、世界中のソフトウェアアップデートを強化するミッションに取り組んでいます。JFrogのDevOpsプラットフォームにより、ソフトウェア開発組織はバイナリのライフサイクル全体を通じてソフトウェアのサプライチェーンを包括的に強化し、ソースを構築、保護、配信し、あらゆる本番環境と接続することができます。JFrogのハイブリッドでユニバーサルなマルチクラウドDevOpsプラットフォームは、AWS、Microsoft Azure、Google Cloud上で、オープンソース、自己管理型、SaaSサービスとして利用できます。Fortune 100企業を含む多くの企業とユーザーが、JFrogのソリューションを活用しデジタルトランスフォーメーションを安全かつ円滑に推進させています。詳細はjfrog.com/jaをご覧ください。Twitterのフォローはこちらから:@jfrog_jp
- JFrogの名称、ロゴマークおよびすべてのJFrog製品の名称は、JFrog Ltd.の登録商標または商標です。
- その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。
<本件に関する報道関係者のお問い合わせ先>
バーソン・コーン&ウルフ 広報代理 担当 阿部/コビリ
TEL: 070-4504-0804 Email: yujiro.abe@bcw-global.com
Cautionary Note About Forward-Looking Statements (将来の見通しと注意事項 – 以下英文)
This press release contains “forward-looking” statements, as that term is defined under the U.S. federal securities laws, including but not limited to statements regarding JFrog Connect, our ability to meet customer needs, and our ability to drive market standards. These forward-looking statements are based on our current assumptions, expectations and beliefs and are subject to substantial risks, uncertainties, assumptions and changes in circumstances that may cause JFrog’s actual results, performance or achievements to differ materially from those expressed or implied in any forward-looking statement.
There are a significant number of factors that could cause actual results, performance or achievements, to differ materially from statements made in this press release, including but not limited to risks detailed in our filings with the Securities and Exchange Commission, including in our annual report on Form 10-K for the year ended December 31, 2021, our quarterly reports on Form 10-Q, and other filings and reports that we may file from time to time with the Securities and Exchange Commission. Forward-looking statements represent our beliefs and assumptions only as of the date of this press release. We disclaim any obligation to update forward-looking statements.
Investor Contact:
Jeff Schreiner, VP of Investor Relations, JFrog, jeffS@jfrog.com