プライベート、リモート、バーチャルnpmレジストリの設定方法について
Nodeの依存関係を管理および整理する最も簡単な方法は、npmリポジトリを使用することです。チーム全体で共有されている依存関係に対して、信頼性が高く、安全で、一貫性があり、効率的なアクセスを中央で行う必要があります。npmクライアントと透過的に動作する複数のレジストリを設定する場所が含まれます。
JFrog Artifactory、Xray、Pipelinesを含むJFrog無料クラウドサブスクリプションを使えば、無料のローカル、リモート、バーチャルnpmレジストリを数分でセットアップできます。このブログ記事では、手順について説明します。
npmリポジトリ の設定を開始する前に
事前準備として必要な作業は以下の通りです。
手順1:使用する環境にログインする
デフォルトのユーザー名「admin」および、オンプレミスのインストール用のパスワード、またはクラウドインストール用に電子メールで提供された認証情報を使用してログインする。
手順2:ローカルnpmリポジトリを追加する
後の手順で作成するカスタマイズされたnpmパッケージの依存関係を格納するために使用します。Administrationモジュールに移動します。「Repositories」メニューを展開し、メニュー項目「Repositories」をクリックします。
npmパッケージタイプの新しいローカルリポジトリを追加します。Repository Keyに [npm-challenge-local] を入力し、残りの設定はデフォルトのままにします。
手順3:リモートnpmリポジトリを追加する
キャッシュプロキシとして使用されるように、https://registry.npmjs.org からサードパーティの依存関係のあるパッケージを格納します。
リポジトリページの「Remote」タブをクリックして、新規のリモートリポジトリをNpmパッケージタイプで追加します。Repository Keyに [npm-challenge-remote] を入力し、残りの設定はデフォルトのままにします。
手順4:バーチャルnpmリポジトリを追加する
リポジトリページの「Virtual」タブをクリックして、新規のバーチャルリポジトリをnpmパッケージタイプで追加します。
リポジトリキー [npm] を入力し、手順2および3で作成したローカルおよびリモートのnpmリポジトリを追加します(矢印ボタンを使用して、[Available Items] から [Included Items] に移動します)。リスト内のリポジトリの順序によって、npmパッケージの構築に必要な依存関係の解決に使用される順序が決まります。
手順2で作成したローカルリポジトリをデフォルトのデプロイリポジトリとして選択します。デフォルトのデプロイリポジトリ(Default Deployment Repository)は、ビルドするnpmパッケージの依存関係がプッシュされるリポジトリです。残りの設定はデフォルトのままにしておきます。
手順5:JFrog GitHubのリポジトリをフォークし、npmのサンプルを取得する
このリポジトリには、プロジェクトの構築に使用する簡単なnpmのサンプルが含まれています。
手順6:JFrog CLIを構成する
自動化スクリプトを簡素化するJFrog製品へのアクセスを自動化する、単純なインタフェースを提供するスマートクライアントであるJFrog CLIを構成します。
- Artifactoryサーバーを設定します。
$ jfrog config add
- 次の手順を使用して、npmでプロジェクトをビルドし、Artifactoryからプロジェクトの依存関係を解決します。
- ルートプロジェクトディレクトリに移動する
- プロジェクトのリポジトリを構成します。
$ jfrog rt npmc
- npmパッケージをインストールする
$ jfrog rt npm-install --build-name=my-npm-build --build-number=1
- 環境変数をビルド情報に追加します。
$ jfrog rt bce my-npm-build 1
- ビルド情報にアーティファクトとして記録し、npmパッケージをArtifactoryにパックして公開します。
$ jfrog rt npm-publish --build-name=my-npm-build --build-number=1
- ビルド情報をArtifactoryに公開します。
$ jfrog rt bp my-npm-build 1
手順7:リポジトリを表示する
プラットフォームUIでApplicationモジュールに移動し、[Artifactory] メニューを展開して [Artifacts] メニューの項目をクリックします。ここでは、新しいアーティファクトの詳細を確認できます。
npmリポジトリ
Npmリポジトリの設定が完了したら、ローカル、リモート、およびバーチャルのリポジトリにすべての依存関係を保存できます。このような手順で設定していきます。
以上です。
あとは、各自お試しください。