管理者がDevOpsプロジェクトを拡張するための3つの方法
世界的な感染症の大流行により、顧客とのやり取りや取引の大部分が非接触型の世界で行われるようになったため、ソフトウェア開発はデジタルビジネスへの市場にシフトしてきています。多くの企業では開発プロジェクトの量と速度の増加を管理するため、プロセスと従業員に負担をかけています。このようなワークロードの増加に伴い、システム管理者は各開発プロジェクトのオンボーディングを適切なチームメンバー、リソース、パーミッション、閾値を用いて計測し、継続的に効率化を図るという困難な課題に直面しています。
DevOpsプロジェクトの管理と拡張
JFrog Projectsはパッケージ管理、リポジトリ、レジストリ、Helm charts、依存関係などが複雑に絡み合っている大規模企業向けに設計されている、以下のようなソリューションです:
- デジタルビジネスを加速させるための開発プロジェクト数が増加
- 新規プロジェクト作成時のプラットフォーム管理のボトルネックを解消
- プロジェクトレベルでのチームメンバー、ロール、リソースのローカル管理を提供
- 開発チームやテストチームの新規プロジェクトへのオンボーディングを簡素化
何百、何千ものDevOpsプロジェクトがある場合、DevOps管理者がボトルネックになってしまうことがあります。JFrogは日々の業務をプラットフォームレベルから個々のプロジェクトレベルに委ねることで、ソフトウェアプロジェクトのアジリティとスケールを向上させるアプローチをとっています。
JFrog Projects – ロールベースのアクセスコントロール
ロールベースのアクセスコントロール(RBAC)は企業のプロジェクト、組織、ビジネスユニット全体でDevOpsプロジェクトをスケーリングするという課題を解決します。ロールベースのパーミッションにより、例えば開発者はあらかじめ定義されたDEV(開発)環境にのみ成果物をデプロイし、PROD(本番)環境にはデプロイしないといったことが可能になります。
JFrog Projects – 設定済みのDEV環境
管理タスクをプラットフォームレベルから個々のDevOpsプロジェクトレベルに委譲することで、開発チームは事前に設定されたDEVまたはPROD環境に素早くオンボードできる為、すぐに貢献することができます。プロジェクトチームが自己組織化し、管理者がきめ細かいRBACでチームメンバーを追加し、開発から本番までのパイプラインの各段階でリソースとパーミッションを割り当てられるようにすることで、JForg ProjectsはDevOpsを拡大します。
1.0 セルフサービス
JFrog Projectsは複数のソフトウェアプロジェクトに割り当てられ、それぞれの環境を手動で設定し、それぞれに適切なレベルの権限を要求しなければならないという開発者の課題を解決します。DevOpsプロジェクト管理者はDEVまたはPROD環境を事前に割り当てることで開発チームが迅速に作業に着手し、コーディングにかける時間を最大化することができます。
また、ソフトウェア開発者は割り当てられたリソースを使って新しいプロジェクトを開始することができ、オンボーディングを簡素化して迅速にコーディングを行うことができます。あらかじめ定義されたDEVまたはPROD環境ではパッケージマネージャー、アーティファクト(イメージ、依存関係など)、ビルド、パイプライン、グローバル検索などの標準的なツールセットが用意されています。
DevOpsプロジェクト管理者の場合、次のスクリーンショットでは「Trading Floor」というプロジェクトが取り上げられています。このTrading Floorプロジェクトには1人のProject Admin、3人のDeveloper、3人のContributor、7人のViewer、3人のRelease Managerがおり、3つのリポジトリと1つのパイプライン統合が事前に設定されているため、チームはすぐに開始することができます。
JFrog Platform – 新ProjectのAdmin表示
2.0 ソフトウェアプロジェクトを容易に管理
クラウド・ファースト・アプリケーションとマイクロサービス・アーキテクチャがスケールのための最新のパターンになるにつれ、SDLCへの影響の1つは各マイクロサービスが独自のコードベースを持ち、独立してデプロイ、アップグレードまたは置換できるため、ソフトウェア・リリースの速度が速くなることです。 このようなライフサイクルの高速化をサポートするためにDevOpsプロジェクト自体がよりアジャイルで自律的なものとなり、開発チームが迅速にコーディングを開始するために必要なリソースを迅速に投入する必要があります。
JFrog Projectsは分散した開発プロジェクトのスケーリングの課題を解決します:
- 新しい開発プロジェクトの設定、チームメンバーやリソースの割り当て、ストレージのクオータ設定等をシンプルなUIで容易に実施可能
- 共通プラットフォーム設定を使用し、プロジェクトレベルのデータ分離と異なるプロジェクト/チーム/部門間の情報へのアクセスに対するコンプライアンスを確保
- 拡張された管理UIにより、容易に新しいロールベースのアクセスとパーミッションの設定が可能
- グローバルにリソースを管理する権限と特定のプロジェクトのためのプロジェクト管理の権限を持つ新たに導入されたPlatformとProject管理ロール
- Viewer, Contributor, Developer, Release Manager等の追加のプロジェクトロールとパッケージ、ビルド、アーティファクト、パイプライン、CI/CD DevOps pipelines全体のグローバル検索などのリソースのCRUDパーミッション
JFrog Platform – Trading FloorのDEVとPRODのリポジトリ
- DEV(開発)とPROD(本番)の環境が予め定義されている為、プロジェクト管理者はチームを迅速に立ち上げることが可能
3.0 効率的なリソース配分
プロジェクトレベルのストレージ閾値の管理
リソース管理の観点からユーザーがコスト削減の対象とする重要なリソースの一つがストレージです。
JFrog Platform – ストレージ閾値の管理
JFrog Projectsはプロジェクトレベルでのストレージ消費パターンの可視化を強化し、Platform管理者が各プロジェクトに特定のストレージの制限を割り当てることが可能です。プロジェクトのリーダーは作業内容を把握し、コード開発を迅速に開始できるだけでなく、使用パターンを管理し、パフォーマンスを最適化することができます。
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