DevOps Kaigi 2022 イベントレポート

2022年6月17日に、さまざまな業界や企業においてDevOpsを推進するビジネスリーダー、開発者、運用担当者、セキュリティ担当者のためのJFrogユーザーカンファレンス、「DevOps Kaigi 2022」を開催いたしました。すべての企業にとってアプリケーションが企業価値となる現在、DevOps、セキュリティに関する最新情報、お客さま事例、パートナーセッション、JFrogの新製品情報といった、皆さまのビジネスやソフトウェア開発にお役立ていただけるコンテンツをご用意いたしました。ここからはイベントレポートをご覧ください。
オンデマンドサイトでは、各セッションをご覧いただけます。DevOps Kaigi 2022のオンデマンドサイトはこちらから

DevOpsの進化: 2022 (DevOps Evolved: 2022)

JFrog CEO & Co-Founder Shlomi Ben Haim (シュロミ・ベン・ハイム)
「一歩前に進むために今するべきことは、デバイスに至るまでのソフトウェアパッケージの管理です。 デバイス・フリートを管理してセキュリティを管理しランタイム環境と完全なDevOpsからエッジへのDevOpsエッジソリューションへの管理をしませんか」

JFrogはDevOpsのパイオニアであり、Artifactoryをバイナリ・リポジトリマネジャーとして開発を始めました。数年前までは開発者たちはJava、C++、.Netなど単一言語で業務を行っていましたが、今ではフルスタックエンジニアとして複数言語を操り、フロントエンドとバックエンドの両方をこなすことが求められています。

この10年でクラウドでのデプロイ化が進み、Kubernetesは市場で標準となった技術を加速させ、ソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティについてより深く考えるようになりました。JFrogチームはDevOpsの世界でリポジトリ管理の構築にこの1年間一生懸命取り組んできました。ArtifactoryからDistributionへの道のりの中でデプロイを高速に行うだけでなく、エッジまでの道のりをセキュアにするために、どのように良くしていくかを皆さまと共有したいと思います。と、JFrog CEO & Co-Founder、Shlomi Ben Haim (シュロミ・ベン・ハイム)からセッションがはじまりました。

JFrog 最新情報

JFrog Japan株式会社 シニア DevOps アクセラレーションエンジニア 三宅 剛史
「JFrog swampUP 2022で発表の最新技術から、新たなSwiftのサポート、新しいプロジェクトのPYRSIA(ピルシア)、新製品のJFrog Connectと盛りだくさんのJFrog最新情報をご用意しました」

JFrogは継続的にアップデートされるバージョンレスのソフトウェアの世界を支えるLiquid Softwareというビジョンを持ち、開発から本番環境まで一元管理できるソフトウェアパッケージ管理システムを提供しています。

このJFrog最新情報セクションでは、JFrog Japan株式会社 シニア DevOps アクセラレーションエンジニア 三宅 剛史より、JFrogの技術を伝統的なサプライチェーンを例にわかりやすく解説していき、JFrogのDevOps製品を理解いただいた上でXrayを併用したセキュアなパッケージ管理(キュレーション)について説明しました。
JFrog swampUP 2022で発表の、ユニバーサルなパッケージ管理テクノロジーとして日本でもご要望が多かった「Swiftのサポート」、パッケージを分散管理する「PYRSIA(ピルシア)」、安全なソフトウェアサプライチェーンを実現するためにJFrogが新たにリリースした「JFrogの新製品、JFrog Connect」についても本セッションにてどうぞご覧ください。

NAVITIMEの経路探索の進化を支える自社開発とDevOps

株式会社ナビタイムジャパン 取締役副社長 兼 最高技術責任者 菊池 新氏
「当社では全てのサービスを自社開発しています。JFrog Platformを活用することで組織のDevOps化を促進し、開発効率化につながっています」

株式会社ナビタイムジャパン様はさまざまな移動手段を自在に組み合わせ、最短経路および時間を瞬時に表示する経路探索サービス「NAVITIME」を提供されています。NAVITIMEサービスを開始して20年間で技術的な負債が増えリードタイムが長くなり、アクセス数の振り幅に応じたシステム設計やC++に対応したDevOps Artifactoryツールや開発リポジトリマネジャーを必要とされていました。

DevOps Kaigiの本セッションでは、株式会社ナビタイムジャパン取締役副社長 兼 最高技術責任者の菊池 新氏をお招きし、NAVITIMEサービスでこれらの課題をクリアするためにJFrog Platformを採用してから、どのように進化したのか、またその成功体験が今後のシステム連携のニーズにどう影響していくのか、という点について語っていただきました。

Yahoo! Japan が取り組む技術シフトとCI/CDツールの変遷

ヤフー株式会社システム統括本部 セキュリティ&デベロッパーPF本部 DPS部 部長 長谷川貴史氏
「企業価値向上のために、いかにサービス開発に集中できる開発環境を利用できるのかが重要。安心、安全に利用できる安定稼働した開発環境を提供し続けることを追い求めています」

ヤフー株式会社様では東西に分かれたデータセンターでそれぞれのサービスが稼働し、大量のトラフィックを捌くために前段に独自キャッシュサーバーを置いて運用しています。この構成ではArtifactoryに対して適切なACL(Access Control List)を定義できませんでした。またActive/Standby構成で運用しているため災害時の復旧手段が遅れることや、セキュリティ対策、リソース不足、手戻りによる開発・リリースの遅延という問題を抱えていました。

本セッションでは、ヤフー株式会社 システム統括本部  セキュリティ&デベロッパーPF本部 DPS部 部長の長谷川貴史氏をお招きし、JFrog ArtifactoryのFederated RepositoryやXrayを採用することで現行システムの課題を解決するための移行や、DevOpsを進めていく上での企業カルチャーや成功へのアドバイスなどについても語っていただきました。

DevSecOpsで推進する日立のビジネスおよびモダナイゼーション

「DevSecOps、開発と運用のプラットフォームを採用するハードルが高い時には、OSSの世界で活用できるCI/CDから少しずつでも挑戦することからはじめてみませんか」

株式会社 日立製作所様ではLumadaを活用してデジタルソリューションを提供し、お客さまやパートナーと課題を共有・解決し、協創や自社内の取り組みで得られた知識を蓄積し(業種・業務ノウハウ)、最先端のデジタル技術を提供する(プラットフォーム製品とテクノロジー)ビジネスを進めています。

本セッションでは、株式会社 日立製作所 アプリケーションサービス事業部 Lumadaソリューション推進本部 LSH事業推進センタ長を務める斎藤岳氏に、DXを推進させるという課題に対して、JFrog DevOpsプラットフォームを採用することで、開発の初期段階からセキュリティ対策を行い、ビルドから本番までのバイナリフローの品質を保ちつつスピード重視で手戻りを最小限に抑えてリリースし、シフトレフトを実現するという、ベストプラクティスについて語っていただきました。

みんなで目指そう、DevOps Japan!

SB C&S株式会社 ICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部 技術統括部 テクニカルフェロー 加藤学氏
「事業をささえる基盤はソフトウェア開発基盤。JFrogのリキッドソフトウェア<Fast Release>の考え方を活かして、事業の強みにしてもらいたい。」

最後のセッションでは、SB C&S株式会社 ICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部 技術統括部 テクニカルフェローの加藤学氏にDevOpsを推進していく上でIT業界で起きている動き、そしてDevOpsで開発していこうと考える企業や開発者やDevOpsを提案しようと考えるSI(システムインテグレータ)に対してアドバイスを語っていただきました。

日本では進みにくいとされていた内製化が進み、ピュアな内製化だけでなく従来のSIが企業を支援しているような準内製化もあり、北米のマネではなく日本版DevOpsが形作られてきています。DevOps導入の難しさと解決案など、開発者だけでなくいろいろな立場の方々にも参考になる内容の濃いお話しになっていますので、どうぞセッションをご覧ください。

終わりに

DevOpsはここ数年で飛躍的に注目を浴びるようになった開発手法で、多くの企業がDevOpsへの移行を採用していく一方、企業はどこから手をつけるべきなのか、失敗しないための方法を模索している時期でもあります。JFrogのArtifactoryソリューションはお客様のビジネスにおけるDevOpsのニーズに合わせた、デジタル・トランスフォーメーション(DX)向けに設計された単一の統合プラットフォームです。

この「DevOps Kaigi 22」ではJFrogソリューションを採用した大企業の導入事例を主にいくつかご紹介しましたが、実際には中小の規模からエンタープライズ向けまで世界中で幅広い導入実績があります。開発・運用を効率化しコスト改善することでその分を企業のコア技術や新規事業開発に充てていくことができるため、DevOpsをいかに上手に取り入れられるかが業界で成功していく鍵となります。

JFrogはお客さまのニーズに耳を傾け常に進化し続けています。
ぜひ、JFrogの「DevOps Kaigi 2022」のコンテンツをオンデマンド・サイトにてご覧ください。

  • DevOpsの進化: 2022 (DevOps Evolved: 2022)
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  • NAVITIMEの経路探索の進化を支える自社開発とDevOps
  • Yahoo! Japan が取り組む技術シフトとCI/CDツールの変遷
  • DevSecOpsで推進する日立のビジネスおよびモダナイゼーション
  • みんなで目指そう、DevOps Japan!

JFrog Artifactoryは無料版からお試しいだたけます。この機会に触ってみませんか。